“オムニコートは体にやさしい”は思い込みか⁈

こんにちは!OGです。

愛知県の桜の開花もいよいよ(予報では明日)で、お隣の岐阜県では本日観測史上最も早い開花となりました。
来週には一気に満開となるかもしれませんね。

ところで、こんなニュースがネットで話題になっています。

昨年12月16日、伊達公子は日本テニス協会の役員数名とともに名古屋市役所を訪れていた。同市の河村たかし市長などに宛てて、ある要望書を提出するためだ。
2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会でテニス会場となる東山公園テニスセンターのコートサーフェス(材質)に関する要望書だった。同テニスセンターは大会の開催基準に合わせて現在の砂入り人工芝コートからハードコートへ改修されるが、大会終了後にまた元のサーフェスに戻す予定だという。普段の利用者たちにアンケートをとったところ、戻してほしいという意見が多かったためだそうだ。この情報を耳にした協会が出した要望書の内容はつまり、「ハードコートのまま残してほしい」というものだった。

東山テニスセンターがハードコートに変わることは以前から話題になって知っていましたが、まさか大会後にまたオムニコートに戻すとは知りませんでした。

伊達氏は「とにかく体にやさしいと言う一般プレーヤーが多いけれど、それは思い込みでしょう。砂の量が均一ではないので滑る場所が予測できず、むしろ足腰に負担がかかります」と断言していますが、本当にそうでしょうか?
私の周りでは、膝や腰に故障を抱えている一般プレーヤーが少なからずいますが、口をそろえて「ハードコートでプレーした後は、症状が明らかに悪化する」「オムニコート以外では怖くてプレーできない」と言われます。
伊達氏がアンケートを取ったプレーヤーはあくまでも選手クラスであって、身体能力も一般プレーヤーとは全然違うため参考にはならないのではと思います。
確かに、トップ選手を育てるには世界的に公認コートではないオムニコートは弊害になることは認めますが、将来グランドスラムで戦うような一握りの選手のために、一般プレーヤーは我慢してくださいという論理が果たして通用するのでしょうか?

まあそれ以前に、わざわざ数日開催される大会のために莫大な金額を投じてコートを改修して、その後にまた元に戻すとは普通に考えれば「何て無駄なことを」となると思います。私もそう思います。
もしどうしてもハードコートでと言うのであれば、お隣の岐阜メモリアルセンター・長良川テニスプラザのハードコート使用すればいいのではと思います。こちらも伊達氏の強い働きかけでオムニコートからハードコートに改修したコートですし。

コロナ過で地方自治体の財政も余裕がない中で、莫大な税金を投じることに反対意見はでないのでしょうか?
もう決まってしまったことと言われるかもしれませんが、計画された時点の状況とは一変していますので、計画を見直してもいいのではと思いますが。