伊達直人は普通の人

こんにちは!OGです。

先週までは比較的暖かかったので、今朝の寒さは身に凍みました(^^ゞ
胃腸風邪が流行っているみたいですので、気をつけてくださいね。

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ところで、今朝のニュースで、「伊達直人」の名でランドセルを児童養護施設などに贈る「タイガーマスク運動」の先駆けとなった男性が、河村正剛さんという名前と顔を公表されたと報道されてました。
河村さんは記者会見で「顔が見える方が子どもの励みになるし、支援しているのは『ヒーロー』ではなく『普通の人』と知ってほしかった」と素性を明かした理由を語ったそうです。
ご本人も、幼少時に母と死別され、ランドセルが買えず手提げ袋で小学校に通った経験から「自分のような経験をさせたくない」というのが活動のきかっけだったと。

このニュースを聞いて、私は素直に立派な方だと思ったのですが、中には偽善とか売名行為だと中傷するかたもみえるようですね。
ちょっと寂しいことだなと思いました。
これに似た出来事が、5年前の3月に話題になりました。
俳優の杉良太郎さんが、東日本大震災直後に行った被災地でのボランティア行為についてインタビューされたときに、

「偽善とか売名と言われることもあると思いますが…」

と聞かれた杉さんが、

「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」

とお答えになったそうです。
これだけ聞くと、やっぱりお金がある方は違うなと思われるかもしれませんが、その言葉の後に、

「福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。それでもう立派な福祉家なんです。福祉ってそういうもんです。」

とお答えになったそうです。

本当に素晴らしい言葉だと思いますし、少しでもそうありたいと改めて思いました。