大作🐘

手塚治虫先生の大作「ブッダ」全12巻を読み終えました。

いやぁ〜〜。実に濃い時間でしたぁ〜。彼岸と此岸の間を行ったり来たりしたような不思議な感覚に何度も陥りました。

お話は、ブッダの生涯を描いたものになります。

人は、どう生きるべきか?

その疑問の答えを探すため、生まれ育ったお城を飛び出し真理を追求するために修行をしてみたり、やめてみたり。

多くの争い事に巻き込まれたりします。

その様なありとあらゆる経験をして悟りに至り、それを人々に説いてまわる事になります。

この教えの根底には、自然愛と人間愛があると感じました。

つまり、愛の教えなのであると。

同時に、考えるだけでなく生きる為の教えでもあると。

愛を持って、正しく生きるんだと言う。

迷いや欲を捨てて、正しい気持ちと正しい行いが大切なんだと。(八正道)

深い深い奈落の底に一度落ち、そこから天高くまで登り詰める壮大なるストーリーでした。

諸行無常、諸法無我、涅槃寂静、一切皆苦。

深過ぎて、頭がクラクラしました。

しかし、読後の今現在心はとても穏やかで煩悩の火は消え、何となく幸せを感じております。

次は、何を読むのか?

いえいえ。もう何も読まなくても良いのです。

 

半分世捨て人 K