ビッグデータ活用がテニスを制す!?

こんにちは!今週も代打屋稼業のOGです。

10月だというのにまだまだ半袖短パンで全然いける陽気ですね。
でも、この週末くらいから朝晩は冷え込むらいいので、体調管理に気をつけてくださいね!

ところで、先日の東レパンパシフィックオープンテニスでもよく目にしましたが、スタンドで見ているコーチがやたらタブレットを操作していましたよね?
そんなにSNSが気になるのかと思われた方もみえるかもしれませんが、実はあれは試合中における選手のショットのコースや球種などがリアルタイムで分かるアプリでデータを確認しているんですね。
WTA(女子テニス協会)がソフトウエア大手SAP(本社ドイツ)と協力して開発した機器らしく、例えば選手同士の比較や、ハードコート限定のデータ抽出も可能で、サーブが得意な選手でも「30―30になり、競ってくるとファーストサーブの確率が落ちブレークチャンスが来やすい」ということも分かり、戦術を練るのに役立つようになっています。

実際に、決勝で大坂選手と対戦して優勝したプリスコバ選手は、「オンコート・コーチング」の際にコーチからデータを見せてもらって自分のサーブが効いていることを確認し、試合後のコメントで「サーブがよく自信があった。一度ブレークすれば勝てると思った」と話しています。

これに対してフェデラー選手は、オンコート・コーチングについては「本当に必要のないことだと思う。コーチを雇えない場合もあるから、必ずしもフェアであるとは思えないし、とにかく適切ではない」とコメントしています。
今のところ女子のWTA主催の大会のみに適用されるルールですが、男子の大会に適用することに対して「もしシステムが導入されるなら、僕がプレーをやめてからにしてほしいね」とも語っています。

私も、試合後にデータを分析して次回対戦時の戦術を立てることに使用することに異議はありませんが、試合中にデータが確認できるようにすることはどうかと思います。
選手自身が考えてプレーすることも、ショットを磨くくらい大切なスキルだと思いますので。
それにしても凄い世の中になったものです。我々一般庶民には関係のない話ですが…(^^ゞ