恐るべき35歳!

こんにちは!OGです。

現在開催中のマスターズ1000「マイアミ・オープン」も、ベスト8が出揃って大詰めに入ってきました。
錦織選手も何とか8強には残りましたが、本日準々決勝でフォニーニ選手にストレートで負けてしまいました。
今回は、マレー選手とジョコビッチ選手が怪我のため欠場で、第一シードのワウリンカ選手も4回戦で敗退してましたので、絶好のチャンスだったのですが、左膝を痛めてプレーも精彩を欠いてましたね。

それ比べて、全豪オープンで奇跡の復活を遂げたフェデラー選手が強すぎます!
先週のインディアンウェルズ大会も圧倒的な強さで優勝して、今大会も絶好調です。
しかもテニスの内容自体が完璧で、もしかしたらNO.1だった全盛期よりも強いんじゃないかと思うくらいのプレーぶりですよね。
とくに、バックハンドストロークが凄いです。
フェデラー選手に勝つには、唯一の弱点(他のショットが良すぎるのであえて)と言われているバックハンド側に高く弾むトップスピンボールを打てば、スライスショットで対応するしかなく、そこから崩して勝機を見出すというのがパターンでした。
実際、ナダル選手はサウスポーのフォアハンドから、フェデラー選手のバック側に弾むボールをしつこく打ち続けて崩していくという必勝パターンで、圧倒的に勝ち越していました。

それが、先週のインディアンウェルズ大会では、バックハンドで打たされてもスライスではなくトップスピンで対抗して、ナダル選手に完全に打ち勝ってしまいました。
もはや、バックハンドは守備的ショットではなく、ポイントを取りにいく攻撃的なショットに変わっています。
今までも、オールラウンダーと言われた名選手が数多く存在していましたが、しいて言えばどこかに弱点があるのが普通でした。
しかし、フェデラー選手は「完璧なオールラウンダー」で、現代テニスの理想型と言っても過言じゃないと思います。
しかも、普通なら全盛期をとっくに過ぎていると言われる35歳という年齢でそれを実現していることに驚かされます!
もしかしたら、このままNO.1に返り咲いてしまうということも現実味を帯びてきますね!